どこぞ大型大会に連れられてやってみた感想。

 とある日の…といっても大会一ヶ月前の時、「メンバーが1人足りない」
 そんな当て付けのような言葉で当時、暇をもて余していた自分は参加してしまった。以前から「少なかったら参加するよ」とどうせそんなことはないだろうと思って言ってた事が現実になってしまっただけだと思っていた。
 ヴァンガードは多分5年ぐらい前に遊びでやったことがある程度だ。しっかりと大会と目標を決めてやったことはない。TCGは好きなので「やってる人も付いているし、いい機会だから真剣にやってみよう」なんて考えていたが、今思うと甘い考えだった。一ヶ月程度だったが甘かった。
 このゲームはプレイングよりも相性差と運に比重が置かれている、所謂、運ゲーの1つだった。

 まずはゲーム事態について話そう。
ものすごく暇でヒマで仕方なくて8時間ぐらいの暇潰しをしなければならない時の30分を潰す時に読んでそれ以外時は自己責任。
↓公式
https://cf-vanguard.com/howto/

 デッキは50枚ピッタリ。ゲームの都合上、多くなることも少なくなることもない。さらにデッキ内には16枚のトリガーカードと1枚のファーストヴァンガードが含まれる。
 初手は5枚。マリガンは好きな枚数をボトムに戻し5枚になるように引く。その後、デッキをシャッフル。
 ゲーム開始からファーストヴァンガードは場にあり、ターン毎に1度だけカードの左上にある数字より1つ高いカードをヴァンガードに乗せる事ができる。この行為を「ライド」と言う。
 アタックはカード横向きにして、アタックします。攻撃している自分のカードがヴァンガードならばデッキトップを公開し、トリガーカードならば効果を与え、そのカードを手札に加えます。
 攻撃力が同数またはそれ以上ならば相手は自分のデッキトップを公開しトリガーカードならば効果を発揮し、ダメージゾーンに加えます。ダメージゾーンに6枚以上カードが存在する時、ゲームに敗北します。

 長いですがこんな感じのゲームです。ほかにもリアガードと呼ばれる戦闘に参加したり、攻撃を補助する役割がありますが説明は割愛。

 では、何故に運ゲーと言ったかというと、《トリガーカード》のせいで運ゲーになりやすくなっている。トリガーカードは4種類ありますが話に出るのはクリティカルとヒールの2種です。
 クリティカルは大抵のカードは1点しか与えられないところをめくれた場合、プラス1点追加します。
 ヒールはめくれた時点でダメージが相手より受けている場合、ダメージゾーンから1枚カードを墓地に送ります。ただし、ヒールはデッキに4枚までしか入れられません。
 単純この2種が多くめくれた方がゲームに勝ちます。この部分は本来ならば「誰でもワンチャン勝てる」要素なのですが言い方を変えればどんなにプレイングがウ◯コでも勝てる要素でもあります。最悪です。

 相性差ですがデッキごとに顕著に現れ7:3マッチが横行します。サイドボードorサイドデッキと呼ばれるものがない1本勝負なのでほぼ、覆りません。もし、勝った場合は実力ではありません90%運です。残り10%は相手になめられたか、相当な手練れだったのでしょう。逆の意味で。
 そのようなゲームなので開始と同時にほぼ勝ち負けが決まります。1万円払うと15分ぐらい遊べるじゃんけんです。ゆうなんとか戯王のほうがまだマシです。

 ゲーム性のところなので開発側が何かしら動かない限り解決はしないので仕方ないところですが、それ以上に今回、大型の大会に出た際に受けた国産TCGのクソさがありました。ジャッジがまともに機能していないのとプレイ時間の短さです。

 今回の大会は三人一組で行われるチーム戦ですが会場内に約200組ほど(それ以上だったかも)来ていましたが、ジャッジができないのでジャッジを呼ぶだけのフロアー4名ほどと、ジャッジ2名でした。あまりにも少なすぎてジャッジを呼ぶとだいたい3-4分はロスします。しかもエクストラタイムはありません。
 プレイ時間は1ゲーム25分ですが相手ターン中に介入行為はないので円滑に進める為にはカードをほぼ暗記していかなければなりません。途中、効果の確認やジャッジによる質疑応答に時間を割くと時間内にゲームを終了させることができません。このゲーム、時間終了でエクストラターンには移行せず、両者敗北となるのでチーム戦の場合、戦略になってしまっています。

 色々と厳しい面はありますが良いところあります。



 多分ですが日本国内では最大人口を持つTCGなのではないでしょうか。人口が多いことは良いことです。どのような店舗に行ってもプレイヤーがいて、シングルカードの販売があります。一年ほどマイナーゲームをやっていましたがTCGのカードを自力でフルコンプするのはお金がかかります。シングルカードがあるだけでありがたいです。
 プレイヤーが多いのはいいですが、地雷率が高いです。今9年目ぐらいかな?一応長期間販売の続くTCGなので老害勢が多く、アニメから入ったりした新規が老害に捕まるとだいたい辞めていってしまっている長期販売TCGによくあることが起きています。それでも、アニメを見て自由にプレイしている小学生や中、高校生がいると自分もこうやってカードゲームを楽しんでいたなーっとほっこりした気持ちになれます。

 自分は良い面も悪い面も見えたので大会に出て無駄ではなかった思えるものはありましたが、大会運営とカードゲームとしての極端な運と相性差は致命的だと思ってます。いくら積極的にやっても他の事がどうにもならないのはプレイヤーに対する不敬ではないでしょうか。

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